辞任してから1年、舛添要一・前都知事は当時の批判やその後の小池百合子都知事旋風に何を思うのか。新刊『都知事失格』が話題の舛添氏が、本誌に独占手記を寄せた。

小池知事は知事報酬削減も発表している。知事報酬や議員報酬の削減競争を続けていけば、金持ちしか政治家になれない。 

結果として「職業としての政治」が成り立たなくなる。優秀な人材は、いかに高い志を持っていようが、生活もできない政治の世界に集まらないだろう。小池都知事の人気取りは、民主主義の土台を破壊することにつながる。 

知事と同じように報酬を削減する議員は増えるだろうが、逆にいえば、その程度のパフォーマンスに有権者は騙されると考えているのだ。

そこには、政策の判断も何もない。豊洲を含めた小池劇場が長引くほど、財政を含めた様々な面で大きな負担を強いられるのは、都民だ。「サーカス」に騙された都民は、そのツケを自ら払わなければならないのである。 

もちろん分かっている。私が辞任した結果、都政に混乱を招き、都民を失望させてしまったのだ。それに関しては、心から申し訳ないと思っている。 
 
小池知事は都民を騙すのをやめたほうがいい。そして都民よ、いい加減目を覚ましてほしい。 

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舛添氏 「小池氏は都民騙すのをやめよ、都民は目を覚ませ」│NEWSポストセブン 【舛添要一「小池都知事よ、都民を騙すのはやめろ!」】の続きを読む